第15回:SMBC e日本シリーズ 2018-19はここに注目!
皆さんこんにちは。あけましておめでとうございます。eBASEBALL パワプロ・プロリーグレポーターのもりっちです。
2019年は始まったばかりですが、eBASEBALL パワプロ・プロリーグはクライマックスを迎えています!12日(土)に迫ったSMBC e日本シリーズ 2018-19に向けて、どのような試合になるのか、両チームのここまでの戦いを振り返りながら考えてみたいと思います。
【先攻】 横浜DeNAベイスターズ
セ・リーグ1位(10勝5敗0分)
メンバー
じゃむ~ | (2勝3敗) |
---|---|
ヒデナガトモ | (3勝2敗)最多奪三振 |
AO | (5勝0敗)最多打点、最優秀防御率 |

混戦のセ・リーグを逆転で制したベイスターズ。メンバーのキャラクターも様々で、闘志を表に出しながら戦う10代のヒデナガトモ選手、強気なプレーで主導権を握る20代のAO選手を、冷静な30代のじゃむ~選手がまとめているチームです。個人的な印象としては、控えめでストイックなプレイヤーが多い中、彼らの強気な姿勢や大胆な発言に注目が集まることが多いのですが、話をしてみると互いにチームメイトをとても気にかけており、試合に向けても綿密に準備を行っていることが分かります。互いに鼓舞しあいながらも、外に向けては強気に振舞っているように見え、どこか憎めない独特の魅力を醸しているチームです。
プレー面としてはベイスターズというチームの最大の魅力である長打力をフルに活かしています。18年の本塁打王であるソト選手をはじめ、筒香選手、宮﨑選手、ロペス選手など本塁打を打てる選手を上位打線から並べることができるのが強みでしょう。さらに、今回はDH制が『あり』のため、ソト選手をDHに据え、守備面と打撃面の両面を強化してくるはずなので、これまでと違ったオーダーが見られるかもしれません。
また、プレイヤー3名いずれもがピッチングを得意としているため、安定した防御率に長打力のある打線というバランスの取れたプレースタイルに加え、AO選手の勝負強さがチームに安心感を与えているように感じます。eリーグ代表決定戦でもAO選手を3番目に据え、打線好調だったジャイアンツを攻略しています。SMBC e日本シリーズでも、同様の作戦を取ってくる可能性は高いのではないでしょうか。強力なライオンズ打線にどう対抗するのか、その戦略に注目です。
【後攻】 埼玉西武ライオンズ
パ・リーグ1位(13勝2敗0分)
メンバー
BOW川 | (3勝2敗) |
---|---|
ミリオン | (5勝0敗)最多奪三振 |
なたでここ | (5勝0敗)首位打者、最多本塁打、最多打点、最優秀防御率 |

パ・リーグを圧倒的な成績で駆け抜けたライオンズ。過去の全国大会の上位入賞者であったBOW川選手やミリオン選手の実力はシーズン前からマークされていましたが、過去の実績が少なく、オフライン大会での実力が未知数だったなたでここ選手の大活躍は嬉しいサプライズだったと言えるでしょう。個人的な選手の印象としては、チームとして一人一人の自主自律を重んじているように感じます。
試合中もプレーしている選手の集中力を大切にし、控えている2人は一歩引いて見守っているようです。同じチームで戦いながらも、ライバルとして意識しているような緊張感をチーム内に持っています。インタビューなどでも自身の反省・成長を語ることが多く、油断のない真面目なキャラクターは、ベイスターズのそれとは対照的に映るかもしれません。
プレー面では打力の高いライオンズ打線を使いこなす破壊力抜群の試合展開が一番の魅力です。主砲の山川選手、中村選手をはじめ、1番から9番、代打まで全員がホームランを打つだけの打力を持っていますが、これも強振で確実にボールを捉える技術があって初めて活きるもの。その意味でもプレイヤーとチームの相性が非常にいいといえるでしょう。防御率も非常に優秀で、投球についてはチーム内でのルールがきちんと決められているとのこと。
また、打撃力が非常に高いため、相手に「打たなければ勝てない」という心理的プレッシャーが働くことも相手の打撃を狂わせているのかもしれません。また、ビハインドの状態でも「勝ち運」を持つ投手が2名いることで、終盤にかけて打力をさらに強化できるのも大きなアドバンテージです。これぞ「攻撃は最大の防御」と言えるかもしれません。
展望
両チームともリーグ戦で圧倒的な成績を残したプレイヤーを擁し、かつ、どの選手も大きくは崩れない安定したプレーをここまで見せています。また打撃力が高い球団であるという点においても共通しているかもしれません。このような両チームの特長を考えても、1本のホームランが試合の行方を左右する可能性は高いのではないでしょうか。ただし、eリーグ代表決定戦から始まった1試合を3人でリレーする試合形式では、1人3イニングという短いプレー時間の中で結果を出さなければならないため、打ち崩すのはそう簡単ではないはずです。また今回は1試合で決着するルールのため、互いにエース投手を先発させたいところ。ライオンズは菊池投手、ベイスターズは東投手でしょうか。
打撃戦を制するためにも投手の調子は試合に大きく影響しそうです。最初のオーダー設定から最後の1アウトまで見逃せない戦いとなるでしょう。
11月の開幕からここまであっという間にシーズンが過ぎていった感覚ですが、非常に中身の濃い2ヶ月を過ごしています。「初代の」「平成最後の」チャンピオン誕生の瞬間を皆で目撃しましょう。会場はお台場にあるビッグサイトTFTホール(ビッグサイト本館ではありません、ご注意を)。当日はSMBC e日本シリーズだけでなく、パワプロチャンピオンシップスとして、パワプロアプリやプロスピAのイベント、当日参加型イベントなども行われていますので、1日中お楽しみいただけるものとなっています。
ぜひ会場に足を運んでみてください。それでは、いよいよ最後のイベントに少し名残惜しさを感じているもりっちでした。